8月の風物詩は?「食べ物」「花」「記念日」「祭」「世界のイベント」「季語」「8月の別名」などーー8月にまつわるアレコレを紹介!

かき氷の画像

8月の風物詩にはどんなものがあるのでしょうか。日本各地で行われる「お祭り」「食べ物」「記念日」「世界のイベント」「8月の別名」など、8月にまつわる様々なことをご紹介します。

目次

8月の風物詩

  • 打ち上げ花火
  • うちわ
  • 海水浴
  • かき氷
  • 蚊取り線香
  • 金魚すくい
  • 甲子園
  • 自由研究
  • すいか割り
  • 線香花火
  • 天体観測
  • 夏休み
  • 流しそうめん
  • 夏祭り
  • 盆踊り
  • 虫とり

8月の行事・イベント

花火大会

8月は全国各地でたくさんの花火大会が開催されます。なかでも日本の3大花火大会は以下の3つです。

  • 秋田県大仙市の「全国花火競技大会(大曲の花火)」
  • 茨城県土浦市の「土浦全国花火競技大会」
  • 新潟県長岡市の「長岡まつり大花火大会」

そのうち8月に開催されるのは、「全国花火競技大会(大曲の花火)」と「長岡まつり大花火大会」です。

「大曲の花火」は、100年以上の歴史を誇る花火大会です。内閣総理大臣賞・最優秀賞をはじめ、経済産業大臣賞・中小企業庁官賞・文部科学大臣賞・観光庁長官賞など、数多くの賞を受賞。毎年60万人以上が集まる、日本最高峰の花火競技大会といえるでしょう。

また、「長岡まつり大花火大会」でも花火の華やかさは圧巻!長岡花火の象徴である開花幅約650mの「正三尺玉」や全長約2kmの「復興祈願花火・フェニックス」など、さまざまな花火が夜空を彩ります。

八朔(はっさく)…8月1日

月の第一日目のことを朔日(さくじつ)といいます。そのため旧暦では、8月1日を略して「八朔」と呼ぶようになりました。

八朔には稲の穂を神様に供えて、秋の豊作を祈る行事を行います。この日を「田の実の節句」ともいい、「頼み」にかけてお世話になっている人に贈り物をする風習もあります。

また新暦になってからは、9月1日に行うところもあります。

釜ぶた朔日(かまぶたついたち)…8月1日

昔、8月1日には地獄の釜が開き、死者の魂が旅立つ日だと言い伝えられていました。そのためお盆の行事をはじめる日でもありました。旧盆が7月のため、地域によっては7月1日に行うところもあります。

またこの時期は赤とんぼが飛び始めるため「とんぼ朔日(ついたち)」ともいって、赤とんぼを採らないようにしていました。

立秋(りっしゅう)…8月8日頃

二十四節気のひとつ※。夏至と秋分の間にあたります。

残暑見舞…8月8日〜8月末頃

立秋を過ぎてから出す、知人やお世話になっている人に出す挨拶の手紙。手紙で自分の近況や相手の健康を気遣います。

暑中見舞いの時期は小暑(7月7日頃)から立秋(8月7日頃)前の間です。この期間に便りを書けなかった場合は、残暑見舞いとして8月末までに出すようにしましょう。

原爆忌…8月6日・9日

日本に原爆が落とされた日。1945(昭和20)年の8月6日に広島、8月9日に長崎に原爆が落とされ、多くの人が犠牲となりました。

敗戦忌・終戦記念日/戦没者を追悼し平和を祈念する日…8月15日

1945(昭和20)年、8月15日に日本は無条件降伏をし、第二次世界大戦が終結しました。8月15日は戦争で犠牲になったすべての人をいたみ、平和を願う日となっています。

お盆…8月13日〜16日

お盆とは、ご先祖さまの霊を自宅に迎えて供養する行事です。多くは8月に行いますが、地域によっては旧盆として7月にお盆をするところもあります。

13日にご先祖さまをお迎えするための盆棚をつくり、花や野菜、くだものなどを飾ります。そして15日(または16日)にご先祖さまをお見送りします。地域によってはお供えものを川や海に流す地域もあり、これを精霊流しといいます。

五山の送り火…8月16日

京都では、8月16日の夜に五山の送り火が行われます。これは京都を囲む5つの山に薪などを積み火を燃やす行事で、「大」「妙」「法」の文字や、船・鳥居の形に火が燃やされます。

盆踊り…お盆の時期、またはその前後

もともと盆踊りは、先祖の霊をなぐさめるために行われる行事でした。ですが現在では夏の風物詩として、お祭りの1つとして行われています。

岐阜県・郡上(ぐんじょう)おどり…8月13日〜16日

7月中旬から9月上旬まで行われるお祭り。特に8月13〜16日に行われる踊りが有名です。

岡山県・白石踊り…8月13日〜15日

岡山県の笠岡市・白石島に伝わるお祭り。源平合戦の死者を弔うためにはじまったといわれています。男踊り・女踊り・笠踊りがあり、1つの音頭に合わせて踊ります。

長崎県・チャンココ…8月13日〜15日

長崎県の五島市福江島に伝わるお盆の念仏おどり。帷子(かたびら)に腰蓑(こしみの)の姿で太鼓を叩きながら踊ります。

長崎県・平戸ジャンガラ…8月14日〜18日

長崎県の平戸市平戸島で行われるお祭り。花笠をかぶり、笛や太鼓をかなでながら家をまわり先祖の供養や作物の豊作を祈ります。

沖縄県・エイサー祭り…旧暦7月15日

沖縄県の伝統芸能のひとつ。旧盆の夜に地域内を「エイサー」と掛け声をあげ、太鼓をたたきながら練り歩きます。

8月の記念日

1日

  • 観光の日
  • 観光週間(~7日)
  • 自然環境クリーンデー
  • 島の日
  • 世界母乳の日
  • 洗濯機の日
  • 電気使用安全月間(~31日)
  • 夏の省エネ総点検の日
  • 肺の日
  • パインの日
  • 花火の日
  • 星空に親しむ週間(スターウィーク:~7日)
  • パイン消費拡大月間 (~31日)
  • 麻雀の日
  • 麻雀(パイ)の日
  • 水の日
  • 水の週間(~7日)

2日

  • 博多人形の日
  • ハーブの日
  • ハラスメントフリーの日
  • パンツの日
  • 歩行者天国記念日

3日

  • 食品衛生週間(~9日)
  • ハサミの日
  • 破産の日
  • はちみつの日
  • 鱧(ハモ)の日
  • ビーチサンダルの日

4日

  • 箸の日
  • 橋の日
  • ビアホールの日
  • ゆかたの日※

5日

  • タクシーの日
  • 印章(ハンコ)の日
  • ハコの日

6日

  • アマチュア無線の日
  • 雨水の日
  • 世界ハロー・デー
  • 太陽熱発電の日
  • ハムの日
  • 広島平和記念日

7日

  • 月遅れの七夕
  • 鼻の日
  • 花の日
  • バナナの日

8日

  • 親孝行の日
  • 白玉の日
  • そろばんの日
  • タコの日
  • 地球歌の日
  • 蝶々の日
  • デブの日
  • 白桃の日(~10日)
  • 発酵食品の日
  • 歯並びの日
  • パパイヤの日
  • ハゼの日
  • ひょうたんの日
  • ヒゲの日
  • 笑いの日

9日

  • 長崎原爆の日
  • パーク(駐車場)の日
  • はり・きゅう・マッサージの日
  • 野球の日
  • 薬草の日

10日

  • 衛生陶器の日
  • 健康ハートの日
  • 健康ハート週間(~16日)
  • 帽子の日
  • トイレの日
  • バイトの日
  • ホームヘルパーの日
  • 道の日
  • 焼き鳥の日
  • 宿の日

11日

  • ガンバレの日

12日

  • 君が代記念日
  • 航空自衛隊安全の日
  • 国際青少年デー

13日

  • 左利きの日

14日

  • 専売特許の日

15日

  • 終戦記念日
  • 刺身の日

16日

  • 大文字五山送り火(京都市)
  • 精霊流し
  • 女子大生の日

17日

  • パイナップルの日
  • プロ野球ナイターの記念日

18日

  • 高校野球記念日

19日

  • クラシック音楽の日
  • 俳句の日
  • バイクの日

20日

  • 蚊の日
  • 交通信号の日

21日

  • 献血記念日
  • 噴水の日

22日

  • チンチン電車の日

23日

  • ウクレレの日
  • 白虎隊の日

24日

  • 愛酒の日
  • ラグビーの日

25日

  • サマークリスマス
  • 宿題チェックウィーク(~31日)
  • 即席ラーメン記念日

26日

  • ユースホステルの日

27日

  • 寅さんの日

28日

  • 気象予報士の日
  • バイオリンの日

29日

  • ケーブルカーの日
  • ベルバラの日
  • 焼肉の日

30日

  • ハッピーサンシャインデー
  • 冒険家の日

31日

  • 野菜の日(ベジタブルデー)

※7月7日にもゆかたの日がありますが、こちらはNPO法人日本ゆかた文化協会が制定したものです。一方、8月4日の「ゆかたの日」は、兵庫県城崎(きのさき)町の城崎温泉観光協会が制定しました。

8月にある日本のお祭り

よさこい祭り…8月9日〜12日※2023年

1954年(昭和29年)、戦後の不況から地域を活気づけるために高知県高知市で生まれたお祭り。「鳴子(なるこ)」という楽器を手に持ち、チームごとに踊るのが特徴です。前夜祭・後夜祭を合わせて合計4日間、開かれます。

徳島阿波おどり…8月12日〜15日

阿波おどりは400年以上の歴史がある伝統芸能で、「踊る阿呆(あほう)に見る阿呆(あほう)、同じ阿呆(あほ)なら踊らにゃ損々(そんそん)」と歌いながら街中を練り歩きます。

発祥地である徳島の阿波踊りは日本を代表するお祭りで、毎年100万人以上の観光客が訪れて大いに賑わうんだとか!また現在は東京・高円寺や埼玉の南越谷などの全国で、阿波踊りのイベントが開かれています。

青森ねぶた祭り…8月上旬 / 弘前ねぷたまつり…8月上旬

ねぶた(ねぷた)祭りは竹や木の骨組みに紙を貼った人形を屋台に乗せ、町中を練り歩くお祭りです。

昔の日本では、病気にならないように紙で作った人形に自分の病気などをうつして海や川に流していました。そして暑い夏には仕事中に眠くならないよう睡魔を追い払う「ねむりながし」という行事を行っていました。ねぶた(ねぷた)祭りは、このねむりながしから生まれたといわれています。

秋田竿燈(かんとう)まつり…8月3日~8月6日前後

秋田県秋田市で行われる「秋田竿燈まつり」も「ねむりながし」から生まれたお祭りです。稲の穂に見立てた竿燈(長い竹に46個の提灯をぶらさげたもの)を手や肩などに乗せて上手に運ぶことを競います。

仙台七夕まつり…8月7日前後

元々は旧暦の7月7日に行われていましたが、時代とともに縮小してしまいました。しかし昭和に入ってから、商店街の人が中心になって復活。新暦の8月7日前後に大々的に行われるお祭りとなりました。

山形花笠まつり…8月5日~7日前後

山形花笠まつりは山形市をはじめ、山形各地で行われるお祭りです。山形の紅花をあしらった花笠を手に、花笠音頭を踊るお祭りです。

地蔵盆(月遅れ地蔵盆)…8月23日・24日前後

近畿地方を中心に行われる子供を中心としたお祭り。子供の守り神であるお地蔵様にお化粧をしたり新しい前掛けをしたりします。また数珠回しや福引、ゲームなども行います。昔は旧暦の7月24日前後に行われていましたが、現在は8月23、24日の2日間に行う地域が多くなっています。

8月にある世界の記念日・お祭り

リオハの収穫祭/ワイン祭り(スペイン)…8月中旬〜下旬

ブドウの生産地であるスペインのリオハで行われるお祭り。ダンスやコンサート、特産物などのマーケットなどが楽しめます。

エジンバラ・ミリタリー・タトゥー(イギリス)…8月中旬〜下旬

中世の風情を残す街、エジンバラで行われるスコットランド最大のお祭り。お城はライトアップされ、チェック柄のキルトを見にまとった地元民がお祭りを盛り上げます。

マルシェ コンクール/馬祭り(スイス)…8月中旬

馬の生産地であるスイスのセーニュレジエ村で行われるお祭り。1897年から100年以上の歴史を誇ります。約400頭の馬が集まり、草競馬や馬車レース、パレードなどを行います。

8月が旬の食べ物

【くだもの】

  • ブドウ
  • メロン

【野菜】

  • きゅうり
  • スイカ
  • ゴーヤ
  • とうもろこし
  • トマト
  • なす
  • パプリカ

【魚】

  • イカ
  • カマス
  • ホタテ

8月によく見られる植物

  • 朝顔(アサガオ)
  • 百日紅(サルスベリ)
  • 睡蓮(スイレン)
  • ダリア
  • 蓮(はす)
  • 薔薇(バラ)
  • 向日葵(ヒマワリ)
  • 待宵草(マツヨイグサ)※宵待(よいまち)、月見草(つきみそう)とも言う
  • 草百合(ユリ)

8月の季語

  • 大文字の火
  • 送火
  • 残暑
  • 処暑(二十四気のひとつ。8月23日ころ)
  • 花火・線香花火
  • 八月尽(8月31日のこと)
  • 法師蝉(つくつくぼうし)
  • 蜩(ひぐらし/かなかな) 
  • 精霊舟・精霊流し(故人を弔うために遺族が藁で作る船)
  • ねぶた(青森のねぶた祭)

季語とは季節を表すために、俳句によみ込むように定められている言葉のことです。8月ならではの季語には二十四気のひとつで8月23日ころを指す処暑(しょしょ)や、8月31日を指す八月尽(はちがつじん)があります。

8月の別名

  • 秋風月(あきかぜつき)
  • 雁来月(かりくづき)
  • 観月(かんげつ)
  • 桂月(けいげつ)
  • 木染月(こぞめづき)
  • 月見月(つきみづき)
  • 燕去月(つばめさりつき)
  • 萩月(はぎつき)
  • 紅染月(べにぞめづき)

旧暦では8月のことを「葉月(はづき)」と言いますが、ほかにも様々な言い方があります。昔の暦では8月はちょうど秋だったため、秋を連想させる別名が多いのも特徴です。

海外での8月の言い方

  • 英語…August(オーガスト)
  • ドイツ語…August(アオグスト)
  • フランス語…Août(ウット)
  • スペイン語…Agosto(フリオ)
  • エスペラント語…Aŭgusto(アウグースト)
  • 中国語…八月(バーユエ)
  • 韓国語…8월(パルォル)
  • ロシア語…Август(アーヴグストゥ)

古代ローマ帝国の帝王、アウグストゥスの生まれ月は8月。彼が暦を新しくしたときに8月の読み方を「アウグストゥス」に決めました。そのため西洋の8月の読み方は、この「アウグストゥス」が起源となっています。

まとめ

今回は8月にまつわるさまざまな事柄をご紹介しました。日本の夏は年々暑さが増して、子供と外に出かけられない日もありますよね。テレビで花火大会を観たりスイカを食べたり……8月ならではの風物詩を取り入れて8月を感じてみてはいかがでしょうか。

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