キャリア思考の女性こそSEがおすすめ!

女性SE

「SEは残業ばかり」「とにかくキツイ」は昔の話。現在は政府が提言する「働き方改革」の影響などで、エンジニア業界の職場環境の改善が進んでいます。また女性SEを積極的に登用しようとする企業も急増しています。なぜ企業は女性のSEをほしがるのでしょうか?

目次

経験不問!大手企業は女性SEを積極的に採用している

大手企業を中心に、経験を問わずに女性SEを積極的に採用しています。その理由はいくつかあります。

IT業界で管理職登用の動きが進んでいる

政府は「2020年に指導的地位に占める女性の割合を30%にする」という目標を制定しました。しかし『女性登用に対する企業の意識調査』※によると、2020年の課長相当職以上は全国平均7.8%でした。政府が掲げる女性管理職30%を達成している企業は7.5%にとどまっています。最も多かった企業は女性管理職が「0%」で46.9%。次は「10%未満」の企業で全体の30.3%を占めています。そのため、大手企業を中心に、女性の管理職登用の動きが出ています。中でもエンジニア業界は女性の絶対数が少ない業界。そのためキャリア志向の高い女性にとって、チャンスの大きな業界なのです。

※帝国データバンク『女性登用に対する企業の意識調査』より/2020年7月実施(有効回答企業数1万1,732社)

女性がいれば生産性が高まる

男女混合の職場の方が、生産性が高まることが様々な研究結果で分かっています。アイスランド・レイキャビク大学のカトリン・オラフスドッティア教授によると、男女比のバランスが良くなれば仕事に対する満足度と生産性が向上するという調査結果を発表。NYの国連本部で行われた第59回国連婦人の地位委員会(CSW)では、男女のバランスが良くなれば、仕事に対する満足度や業績が上がるという調査結果を報告しています。欧米では女性のエンジニアは珍しくありません。しかし日本企業では圧倒的に男性のエンジニアが多いのが実情です。そのため、パフォーマンス向上のために多くの企業が女性を積極採用しているのです。

SEにはコミュニケーション能力が求められる

エンジニアは黙々とPCの前に座っているだけではありません。多くの時間は顧客へのヒアリングやチーム内でのミーティングに使われます。コミュニケーション力やヒアリング力、チームでの連携スキルが必要です。また顧客のニーズを汲み取りきちんと形に落せるスキルも必要です。実際、技術力があってもコミュニケーション力のない応募者より、高いコミュニケーション力のある初心者が欲しいと答える人事は多くいます。男女の脳の性差については科学的根拠がはっきりしていない分野でもあります。しかし女性は「僅かな変化も見逃さない」「共感を大切にする」能力に優れていると言われています。これらの能力が業界では求められているのです。

IT業界がブラック企業というのは本当?

出世しやすい業界でも長続きしなくては意味がありません。ひと昔のIT業界は「ブラック」「残業で帰れない」と言われ、離職率が高い業界でした。ですがSEたちの定着率を高めるために様々な取り組みがされています。たとえば、多くの大手企業でフレックスタイム制やプレミアムフライデーを導入。また社内改革や採用プロセスの見直し、入社後のケアも積極的に取り組んでいます。その結果、以前と比べて職場環境はかなり改善されました。「H 29 年雇用動向調査結果の概況」によると、離職率は16業界中11位。※中でもインフラ・ネットワークエンジニアが活躍する情報通信業界の離職率は10.5%です。一方、日本全体の平均離職率14.9%でした。全体と比べても低い離職率と言えます。

※厚生労働省「平成 29 年雇用動向調査結果の概況」より

まとめ

女性が売り手市場のエンジニア業界。学生時代に文系を選考していたとしても、「ロジカルシンキング」や「探究心」の能力があれば活躍できるとのことです。少しでも興味がある方はエントリーしてみるのはどうでしょうか。

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