季節の変わり目は気候が不安定になるため体調を崩しやすくなります。特に秋から冬にかけては朝晩の寒暖差が激しくなるため、風邪をひきやすい時期でもあります。また食欲も増える時期なので、暴飲暴食による胃痛の心配も。けれど市販の風邪薬や胃薬に抵抗がある…という方におすすめしたいのがハーブティです。ハーブティは身体にやさしく、ゆるやかに効くという利点があります。風邪や胃痛に特におすすめのハーブティにをご紹介します。
ハーブティの主な効能
古くから民間療養として使われてきたハーブティ。ハーブには様々な栄養素も含まれており、身体の不調や肌荒れなどのトラブルに効果を発揮してくれます。また香りにはリラックス効果もあります。自律神経に働きかけて副交感神経を優位にし、リラックス効果をもたらしてくれます。
- 風邪を予防する
- 喉の痛みを和らげる
- 免疫力を上げる
- 怪我や火傷の治療
- リラックス効果
風邪&胃痛におすすのハーブティ(1)|ペパーミント
ペパーミントはミント系の中でもメントール(メンソール)が多く含まれています。そのため清涼感があり、すっきりとした味わいが特徴のハーブティです。
※1日3〜4杯を目安に飲むのが効果的です。
消化の手助け
ペパーミントの主な効果は消化作用です。脂肪を消化するために必要な胆汁の分泌を促すので、食べ過ぎたり飲み過ぎたりした時におすすめ。食前よりも食後に飲んだ方がより効果が高まります。また胆汁の分泌を促すので、食べ過ぎ飲み過ぎの時など消化を助けてくれます。食後に飲むと効果が上がります。
胃痛の緩和
ペパーミントには消化器官の炎症を抑える作用もあり、胃痛や便秘と下痢を繰り返す過敏性腸症候群に効果があります。薬よりも身体に優しいので、胃痛で悩んでいる方は試してみるのも良いでしょう。ただし慢性的な胃痛は他の病気やストレス疾患による可能性もあります。中々胃痛が治らない方は速やかに病院で検査を受けるようにしてください。
リフレッシュ効果
メントール(メンソール)の香りは脳の神経系に作用し、ドーパミン濃度を増加させると言われています。そのため、ペパーミントのハーブティを飲むことでリフレッシュやリラックス、集中力アップの効果が期待できます。
抗菌作用、免疫力の増加
メントール(メンソール)には抗菌作用もあり、風邪などの鼻づまりや鼻水、鼻炎の症状を緩和してくれます。
鎮痛作用
ペパーミントには痛みの原因となる物質の分泌を抑制する働きがあります。そのため、生理痛や偏頭痛・胃痛・歯の痛みなどに有効です。
【妊婦さんや産後のママは注意]
ペパーミントには、子宮を収縮させるおそれがあります。妊婦さんや妊娠の可能性がある方は避けるようにしてください。また母乳の出が悪くなってしまう作用もあるため、産後のママも注意してください。
【成分】
- 精油(L-メントール、メントン、メントフラン)
- フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン)
- トリテルペン
- フェノール酸(カフェ酸、クロロゲン酸、ロスマリン酸)
- タンニン
- 苦味成分
【効果】
- 風邪の初期症状
- 鼻づまり
- 鼻水
- 胃痛
- 食べ過ぎ
- お腹のはり
- 食欲不振
- 過敏性腸症候群
- 吐き気
- 集中力欠如
- 眠気
- 乗り物酔い
- 胆石など
風邪&胃痛におすすめのハーブティ(2)|レモングラス
レモンのようなさわやかな味わいと香りが特徴のハーブティーです。レモングラスには高い殺菌作用があり、昔から風邪や発熱時に使用されていました。そのため風邪の初期症状におすすめです。爽やかな風味はハチミツとの相性も抜群。喉風邪の時など、ハチミツと一緒に飲むのも良いでしょう。また飲みやすい味のため、ペパーミントなどと一緒にブレンドするのも良いでしょう。
※1日3〜4杯を目安に飲むのが効果的です。
殺菌作用
腹痛や下痢、頭痛、発熱、インフルエンザの症状緩和に役立ちます。
整腸作用
胃腸の調子を整える働きがあり、食後の消化を促してくれます。また、食欲不振やお腹に溜まったガス、腹痛、下痢などに効果を発揮します。
リフレッシュ効果
香りには、人の脳を刺激する作用があるため、疲れたときなどのリフレッシュ効果に役立ちます。
【レモングラスの効果】
- 風邪
- 発熱
- インフルエンザの症状
- 食欲不振
- 消化不良
- 腹痛
- 下痢
- 胃もたれなど
【レモングラスの主成分】
- 精油
- フラボノイド
【妊婦さんは注意]
レモングラスには子宮を刺激する作用があるので、流産を引き起こす可能性があります。そのため、妊婦さんや妊娠の可能性がある方は使用を避けてください。
まとめ
今回はペパーミントとレモングラスのハーブティについてご紹介しました。整腸作用や風邪以外にも様々な効果が期待できるので、リラックスタイムなどの試してみてはいかがでしょうか。
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