120万円の貯蓄を目標に、1年・2年・5年毎に達成するための月々の貯金額を可視化しましょう。具体的なステップを示します。
ステップ①|最初に現状把握と目標設定
貯蓄の目標設定は、単に「お金を貯めよう」ではなく、具体的な金額と達成時期を定めることが大切です。
- 目標金額: 120万円
- 達成期間: 1年、2年、5年
- 現在の貯金額:投資に回せるお金
- 月々の収入:給与、副業など
- 固定費: 家賃、光熱費、通信費など
- 変動費: 食費、交際費など
ステップ②|月々の貯金額の算出
目標金額と達成期間から、月々の貯金額を逆算します。
- 1年で120万円貯める場合: 月々約10万円の貯金が必要
- 2年で120万円貯める場合: 月々約5万円の貯金が必要
- 5年で120万円貯める場合: 月々約2万円の貯金が必要
ステップ③|家計の見直しと支出の削減
次に家計の見直しを行います。固定費と変動費でいくらかかっているかを確認し、支出を削減できるところを探しましょう。
固定費の見直し
家計簿の見直しで固定費を削減!通信費やサブスクを見直して賢く節約する方法があります。
- 通信費
格安SIMへの乗り換え、プランの見直し、不要なオプションの解約などを検討しましょう。 - 光熱費
節電対策、電力会社の見直し。現在お住まいの地域で利用可能な電力会社を確認できるエネチェンジというサービスもあります。また、節電・節水対策を行い、電気代や水道料金を削減しましょう。 - 保険料
保険内容を見直し、必要最低限の保険に加入しましょう。
なぜ固定費の見直しが大切なの?
固定費とは、毎月決まった金額で支払う費用のことです。家賃、光熱費、通信費などが代表的な固定費です。固定費を削減することで、家計に余裕ができ、貯蓄や他の支出に回すことができるようになります。
変動費の見直し
固定費に続き、今度は変動費の中でも特に大きな割合を占める食事費、交際費、サブスクリプション(サブスク・定額料金)について、具体的な削減方法を解説していきます。
- 食費
自炊を増やす:外食やコンビニ食を減らし、自炊の頻度を増やしましょう。
献立を計画する: 一週間分の献立を立て、必要な食材だけを購入することで無駄な買い物を防ぎます。
まとめ買いをする: 大容量の商品を購入したり、冷凍食品を活用したりすることで、一回あたりの単価を下げることができます。
食品ロスを減らす: 食品の保存方法を工夫し、無駄な廃棄を減らしましょう。 - 交際費
娯楽の選び方を見直す: 高額な趣味は、頻度を減らしたり、別の趣味に変えたりしてみましょう。
家で楽しむ: 映画鑑賞や読書など、家でも楽しめる娯楽を探しましょう。
無料イベントを活用する: 公園のイベントや地域の祭りなど、無料で楽しめるイベントに参加しましょう。
プレゼントの予算を決める: プレゼントの予算を決めて、無駄な支出を防ぎましょう。 - サブスクリプション(サブスク・定額料金)
本当に必要なものか確認する: 契約中のサービスを一つ一つ見直し、本当に利用しているか確認しましょう。
無料期間を活用する: 無料期間中に解約できるサービスは、まずは試してから契約を決めましょう。
家族で共有する: 動画配信サービスや音楽配信サービスは、家族で共有することで費用を削減できます。
変動費の見直しはなぜ重要?
変動費は、その名の通り、毎月変動する費用です。食費、交際費、日用品費などが代表的です。固定費と異なり、意識次第で大きく削減できる可能性を秘めています。
ステップ④|収入を増やす
固定給とは別に収入を増やすことで、投資に回すことができます。
副業をしよう
副業は確実に収入を増やすのにぴったりです。コロナ禍の影響で様々な在宅ワークのサービスが誕生しています。スキルを活かした仕事がしたい方にとっても向いているでしょう。
副業の記事はこちらも参照ください
不要な物の売却
不用品を売却するもの一つの手です。
- クローゼットを徹底的に見直す
着なくなった服、使わなくなったアクセサリーなど、思い入れのないものは手放しましょう。 - 本棚や収納スペース
読まない本、使わなくなった家電、コレクション品など、場所を取っているものは見直し対象です。 - デジタルガジェット
古いスマホ、タブレット、ゲーム機など、使わなくなった電子機器も売れることがあります。 - 季節物
使わない季節の服、アウトドア用品など、収納場所をとっているものは積極的に売却しましょう。
部屋の整理にもなりそう!
ステップ⑤|貯金方法を見直そう!
先取り貯金
給料日にもらったお金を、使われる前に貯金口座へ移すという方法です。いわば、自分への「お小遣い」を先に決めてしまうようなもの。これにより、残ったお金で生活することになり、自然と支出が抑えられ、貯蓄額を増やすことができます。
株式の自動積立
あらかじめ設定した金額を、決まった日に自動で株式や投資信託に投資していく方法です。少額から始められ、手間をかけずに投資を継続できるのが魅力です。
貯蓄にまわしたら残りのお金で生活するってことね。
ステップ⑥|家計を可視化して記録をつけよう
Excelや家計簿アプリを利用し、目標金額と実績をグラフで比較することで、貯蓄の進捗状況を把握し、モチベーションを維持できます。
家計簿アプリのマネーフォワードは、家計簿アプリとして非常に人気が高く、多くのユーザーが利用しています。銀行口座やクレジットカードの情報と連携することで、自動的に家計簿を作成してくれるため、面倒な家計簿付けの手間を省くことができます。
マネーフォワードでできること
- 資産管理
株式や投資信託などの資産状況も一元管理できます。 - 複数の金融機関の口座を一元管理
銀行口座、クレジットカード、電子マネーなど、複数の金融機関の情報を一括で管理できます。 - 自動で家計簿を作成
連携した金融機関の取引履歴が自動的に読み込まれ、家計簿が作成されます。 - 支出の内訳を可視化
グラフや表で支出の内訳を分かりやすく表示し、どこにどれだけお金を使っているのかを把握できます。 - 予算管理
予算を設定し、実際の支出と比較することで、予算オーバーを防ぐことができます。
貯蓄目標の達成に向けたモチベーション維持
小さな目標設定
大きな目標に向かって努力するのは素晴らしいことですが、達成までに時間がかかるため、途中でモチベーションが下がってしまいやすいものです。
小さな目標を設定することで、達成感が得られやすく、モチベーションを維持しやすくなります。 また、小さな目標を達成していくことで、大きな目標達成への自信にもつながります。
貯蓄ブログを読む
同じように貯蓄をしている人のブログを読むことで、共感を得たり、新しいアイデアを得たりすることができます。
まとめ
120万円の貯蓄は、計画性と実行力があれば必ず達成可能です。まずは、ご自身の家計状況を把握し、無理のない範囲で目標を設定することが大切です。貯蓄は一朝一夕にできるものではありません。継続することが最も重要です。
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