10月の風物詩は?「食べ物」「花」「祭」「世界のイベント」「季語」「10月の別名」などーー10月にまつわるアレコレを紹介!

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涼やかな秋風が吹き抜け、過ごしやすい季節となる10月。収穫を祝うお祭りや秋の味覚、季節を感じる自然現象など、10月には魅力的で風情ある風物詩やイベントが目白押しです。

この記事では、10月にまつわる代表的な風物詩や年中行事、旬の食べ物、国内外の注目のイベントまで、秋の深まりを楽しめる雑学をまとめてご紹介します!

目次

10月を代表する行事・風物詩

ハロウィン
ハロウィンは10月を代表するイベント

衣替え(10月1日)

明治時代に官公庁などで「6月1日に夏服、10月1日に冬服」へと衣替えを行う制度が定められたのが始まりです。これが一般家庭や学校、企業にも広まり、現在でも10月1日は秋から冬への装いを切り替える節目の日として定着しています。

寒露(かんろ/10月8日頃)

季節の移り変わりを表す二十四節気(※)のひとつで、秋分から約15日目にあたります。

夜長とともに朝晩の冷え込みが増し、「草木に結ぶ露が冷たさで凍りそうになる頃」という意味から名付けられました。秋の深まりを肌で感じる時期です。

※二十四節気とは: 1年を太陽の動きに合わせて24等分し、それぞれの季節にふさわしい名前をつけた古い暦のこと。

スポーツの日(10月第2月曜日)

スポーツに親しみ、健康な心身を培うことを目的とした国民の祝日です(旧名称:「体育の日」)。

1964年10月10日に開会した「第18回オリンピック競技大会(東京デポジット)」を記念して制定されました。2000年からはハッピーマンデー制度により10月の第2月曜日に変更され、秋校の運動会や各種スポーツイベントが各地で開催されます。

霜降(そうこう/10月23日頃〜11月7日頃)

二十四節気のひとつで、秋の終わりに差し掛かり、早朝に初霜が降り始める頃を指します。楓や蔦(つた)の紅葉が一段と鮮やかになり、冬の足音が少しずつ近づいてくる季節です。

十三夜・後の月(2026年は10月23日)

9月の「十五夜(中秋の名月)」に対して、翌月の旧暦9月13日夜にお月見をする風習が「十三夜」です。新月から数えて13日目のため少し欠けた月ですが、その控えめな美しさが昔から好まれてきました。

収穫期を迎えた栗や豆をお供えすることから「栗名月」「豆名月」とも呼ばれます。また、十五夜に次ぐお月見であることから「後の月(のちのつき)」という別名もあります。

十五夜と十三夜のどちらか一方しか見ないことを「片月見」と呼び、縁起が良くないとされたため、昔の人は必ず両方の月を愛でる風習がありました。

読書週間(10月27日〜11月9日)

「読書を通じて平和で文化的な社会をつくろう」という願いを込め、1947年にスタートしたキャンペーンです。11月3日の「文化の日」を挟む2週間にわたって行われ、図書館でのイベントや書店のフェア、読書感想文コンクールなど、本に親しむ催しが全国展開されます。

ハロウィーン(10月31日)

古代ケルト人の秋の収穫祭や悪霊払いが起源とされる西洋の行事ですが、現在では日本でも秋の一大イベントとしてすっかりおなじみになりました。

カボチャをくり抜いて作る「ジャック・オー・ランタン」を飾ったり、子どもたちが仮装してお菓子をもらいに行ったりと、秋の夜長を賑やかに楽しむ文化が広がっています。

10月に開催される日本の伝統的なお祭り・イベント

おまつり
秋にもたくさんのお祭りがあります

秋は実りの季節。日本全国で収穫感謝や厄除けを祈願する秋祭りが開催されます。

  • おくんち(九州各地/10月上旬〜11月上旬)
    旧暦9月9日の重陽の節句(お九日)に収穫感謝の秋祭りを行ったことが語源とされています。「長崎おくんち(10月7日〜9日)」「博多おくんち(10月22日〜23日)」「唐津おくんち(11月2日〜4日)」など、九州北西部を代表する歴史ある秋祭りです。
  • 高山祭(秋の八幡祭/岐阜県高山市・10月9日〜10日)
    飛騨高山に秋の訪れを告げるお祭りで、日本三大美祭・日本三大曳山祭のひとつに数えられます。豪華絢爛な屋台(山車)の曳き揃えやからくり奉納が見どころです。
  • えびす講(10月20日頃)
    商売繁盛や家内安全を願い、七福神の一神である神様「えびす様」を祀る行事です。関東では10月20日に行われることが多く、関西では1月10日の「十日えびす」が広く知られています。
  • べったら市(東京都中央区・10月19日〜20日)
    日本橋の宝田恵比寿神社周辺で催される伝統の市。えびす講の前日に必要な道具や食材を売ったのが始まりで、名物の甘酒と米こうじで漬け込んだ「べったら漬け」の露店が立ち並び、多くの人で賑わいます。
  • 時代祭(京都府京都市・10月22日)
    平安神宮の例大祭で、祇園祭・葵祭と並ぶ「京都三大祭」の一つ。明治維新から平安時代へと歴史をさかのぼる時代衣装をまとった約2,000人の行列が、京都市内を練り歩く豪華な歴史絵巻です。
    ※2026年は10月22日(木)に開催予定(雨天順延)。
  • かんこ踊り(三重県伊賀市 勝手神社・10月第2日曜日)
    胸に太鼓(かんこ)を抱えて踊る、五穀豊穣や村の平安を祈願する伝統神事。国の重要無形民俗文化財に指定されています。
  • 灘のけんか祭り(兵庫県姫路市 松原八幡神社・10月14日〜15日)
    14日の「宵宮」での屋台練り合わせ、15日の「本宮」での激しい神輿合わせ(ぶつけ合い)が有名な迫力満点のお祭りです。
  • 宇和津彦神社祭り(愛媛県宇和島市・毎年10月29日)
    愛媛県宇和島市で行われる秋祭りで、鹿のお面をつけて舞う「八ツ鹿踊り(やつしかおどり)」や、大きな牛の姿をした練り物「牛鬼(うしおに)」が街を練り歩く姿が印象的です。

※10/28は神社にて神事、宵宮祭が執り行われます。

10月に盛り上がる世界のお祭り・イベント

世界のお祭り
ミュンヘン/オクトーバ・フェスト

世界各地でも、10月には独自の歴史や文化を感じられる華やかなイベントが開催されています。

  • オクトーバーフェスト(ドイツ・ミュンヘン/9月中旬〜10月上旬)
    1810年のバイエルン王国の結婚式を起源とする、世界最大級のビール祭り。広大な会場に大きなテントが立ち並び、民族衣装に身を包んだ人々が音楽とビールを楽しみます。
  • 百済文化祭(ペクチェぶんかさい/韓国・10月中旬頃)
    かつての百済(くだら)の首都であった忠清南道(公州市・扶余郡)を中心に開催される歴史文化祭り。当時の衣装を着た華やかなパレードや体験イベントが行われます。
  • マスカラ・フェスティバル(フィリピン バコロド市/10月中旬頃)


「笑顔の街」と呼ばれるバコロド市で開催されるお祭り。参加者がカラフルで華やかな笑顔のお面をつけ、ラテンの音楽に合わせて街中をパレードします。

  • ディワリ(インド/10月〜11月頃)
    ヒンドゥー教の旧暦「カルティック月」の新月にあわせて行われる「光の祭り」。小さな土鍋のランプ(ディヤ)に火を灯して家に飾り、富と幸運の女神ラクシュミーをお出迎えします。
  • ピラール祭(スペイン サラゴサ/10月12日前後の約1週間)
    聖母ピラールを称えるサラゴサ最大の祭り。色鮮やかな民族衣装を着た人々が聖母像へ献花を行う美しいパレードや、街中での花火・音楽イベントが見どころです。
    ※2026年は10月10日(土)〜10月18日(日)開催予定。

10月が旬の食べ物(果物・野菜・魚)

「食欲の秋」の言葉どおり、10月は山と海の恵みが豊富に揃う絶好の季節です。

分類10月に旬を迎える代表的な食材
果物イチジク、カキ(柿)、ザクロ、リンゴ、ナシ(和梨・洋梨)、ブドウ
野菜・茸・穀類マイタケ、マツタケ、ヤマイモ、アズキ、ギンナン、クルミ
魚介類サンマ、マイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシ、タチウオ、マハゼ、ボラ

10月に見頃を迎える花・植物

過ごしやすい秋の散策で出会える、10月ならではの植物です。

  • キンモクセイ(金木犀):甘く芳醇な香りで秋の訪れを知らせてくれる代表的な花。
  • セイタカアワダチソウ:秋の空に映える鮮やかな黄色の群生が特徴。
  • センブリ:薬草としても知られ、秋に可憐な白い小花を咲かせます。
  • タマミズキ / ニシキギ / マルバノキ:美しい紅葉や鮮やかな実を楽しめる樹木。
  • ワレモコウ(吾木香):赤茶色の可憐な花穂が秋の風情を感じさせます。

10月を表す季語

満月とすすき
ススキ(芒・薄)は8月〜10月を代表する季語で、秋の七草のひとつです

俳句などで10月の季節感(秋深まる時期)を表現するための代表的な言葉です。

  • 秋風(あきかぜ) / 秋高し(あきたかし)
  • 蝗(いなご) / 馬肥ゆる(うまこゆる)
  • 案山子(かかし) / つるし柿(つるしがき)/ ススキ(芒・薄)
  • 露霜(つゆしも) / 後の月(のちのつき) / わたり鳥(わたりどり)

10月の別名・和称(旧暦の呼び名)

10月の旧暦での代表的な呼び名は「神無月(かんなづき)」です。

全国の神様が出雲大社(島根県)に集まって会議を開くため「各地から神様がいなくなる月」という由来が有名ですが、一説には「神の月(『な』は連体助詞の『の』)」を意味し、収穫に感謝して神を祀る月であったとも言われています。

そのほかにも、地域や視点によってさまざまな風情ある別名が存在します。

  • 神無月(かんなづき) / 神去月(かみさりづき):全国の神様が出雲へ旅立つとされることに由来。
  • 神有月(かみありづき) / 鎮祭月(ちんさいづき):神様をお迎えする出雲地方での10月の呼び名。
  • 坤月(こんげつ):易学で天(乾)に対して地(坤)を表す月。
  • 陽月(ようげつ):陰が極まり、再び陽へと向かい始める月。
  • 良月(りょうげつ) / 吉月(きつげつ):秋の心地よい気候やおめでたい行事が多い月。
  • 初霜月(はつしもづき):その年初めての霜が降りる時期であることから。
  • 時雨月(しぐれづき):断続的にパラパラと降る秋の雨(時雨)が多くなることから。

海外での「10月」の言い方

世界の言語での「10月」の表現一覧です。

  • 英語:October(オクトーバー)
  • ドイツ語:Oktober(オクトーバー)
  • フランス語:Octobre(オクトーブル)
  • スペイン語:Octubre(オクトゥブレ)
  • エスペラント語:oktobro(オクトーブロ)
  • 中国語:十月(シーユエ)
  • 韓国語:10월(シーウォル)
  • ロシア語:Октябрь(アクチャーブリ)

まとめ・10月の風物詩を楽しんで素敵な秋を過ごそう!

10月は、涼しく過ごしやすい気候とともに、秋の深まりを五感で感じられる魅力的な季節です。

行事・イベント……衣替えやスポーツの日、ハロウィーンのほか、全国各地で収穫を祝う秋祭りが開催されます。

旬の味覚……カキやブドウなどの果物、マツタケやヤマイモといった野菜・茸類、サンマをはじめとする魚介類など、実りの秋ならではのおいしい食材が目白押しです。

自然・文化…金木犀の甘い香りや十三夜の美しい月、神無月をはじめとする風情ある別名など、日本ならではの季節の移ろいを楽しむことができます。

日本の伝統的な文化や世界のお祭りに触れたり、旬の味覚を食卓に取り入れたりしながら、ぜひあなたならではの10月の風物詩を楽しんでみてくださいね!

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