じゃんけんで勝ちやすくなる10この必勝法を、確率や心理のしくみといっしょに紹介!
じゃんけんで「どうしても勝ちたい!」と思ったことはありませんか? 「グー・チョキ・パー」を出すだけのシンプルな遊びですが、実は人が出す手には、ちょっとした「クセ」があることが研究で調べられています。
そこで今回は、じゃんけんで勝つ方法を「基本編」と「パターン別」に分けて10個紹介します。
さらに、じゃんけんの起源・由来や、英語での言い方、世界のじゃんけん遊びについても見ていきましょう。
ただし、100%勝てる「本当の必勝法」はありません。相手が完全にランダムに手を出すなら、「グー・チョキ・パー」のどれも同じです。ですがじゃんけんのコツを知っていれば相手より少し有利になるのも事実。
人が出しやすい手や行動のくせを知って、少しでもじゃんけんで勝つ確率をあげましょう!
じゃんけんのルールと確率
じゃんけんには、「グー」「チョキ」「パー」の3種類があります。
グーはチョキに勝ち、チョキはパーに勝ち、パーはグーに勝ちます。同じ手なら「あいこ」です。
2人が3種類の手をまったく同じ確率でランダムに出すなら、1回の勝負で勝つ確率は約33.3%、負ける確率も約33.3%、あいこになる確率も約33.3%です。
ところが、人はコンピューターのように完全にランダムな行動をするのが苦手です。そこで、相手の「くせ」を観察することが、じゃんけんの勝つ方法につながります。
まずはこれ!「基本のじゃんけん必勝法」 5選
1.最初は「パー」を試してみる
最初の1回で迷ったら、パーを出してみましょう。
その理由は、桜美林大学の芳沢光雄氏が紹介した、725人・のべ11,567回のデータです。この調査では、「グー」が35.0%、パーが33.3%、チョキが31.7%でした。
つまり、3種類が完全に同じ割合ではなく、「グー」が少し多かったのです。「グー」に勝てるのはパーなので、「最初はパー」は統計をヒントにした作戦といえます。
ただし、この数字は特定の調査で得られた結果です。すべての人に同じ傾向があるとは限らないので、「パーなら絶対勝てる」とは考えないようにしましょう。
【2】あいこになったら「前の手に負ける手」を出す
あいこになったときは、相手が同じ手を続けないと考えてみましょう。
たとえば、2人ともグーであいこになったら、次はチョキを出します。パーであいこになったら、次はグーです。
芳沢氏の調査では、続けてじゃんけんをした10,833回のうち、同じ手を2回続けて出したのは2,465回でした。これは約22.8%です。つまり、同じ手を続ける割合が3分の1より低かったため、「あいこの次は手を変える人が多い」という傾向が見られました。
そこで、
グーであいこ → チョキ
チョキであいこ → パー
パーであいこ → グー
と考えると、「相手が手を変えるなら、こちらは勝てる手を出そう」という作戦になります。
【3】相手の指の動きを見る
じゃんけんは「グー」の形から、「グー」「チョキ」「パー」を出します。そのためじゃんけんをする時に相手のグーが少しでもひらけば、「チョキ」か「パー」を出す可能性があり、まったく動かなければグーのままの可能性が高いです。
「じゃんけん……」の瞬間に少しでも相手に動きがあったら「チョキ」を出すのが有効です。ただし、後出しじゃんけんにならないように気をつけてください。
【4】相手に読まれないよう、「自分のクセ」を見つける
じゃんけんでは、相手の手を読むことばかり考えがちです。でも、自分の手にもくせがあるかもしれません。
「最初はいつもグー」「負けるとチョキを出しやすい」「同じ手を続けるのが苦手」など、自分では気づいていないパターンがないかチェックしてみましょう。
友だちや家族と10回じゃんけんをして、グー・チョキ・パーを何回出したかメモしてみるのもおすすめです。
自分の出し方に偏りがあれば、相手に読まれてしまうかもしれません。自分のくせを知れば、同じパターンを続けないように意識できます。
また「グー、チョキ、パー」と順番に出すなど、決まったパターンを作るのは避けましょう。
じゃんけんの研究では、人間は完全なランダムに行動することが苦手で、前の結果によって次の手を変える傾向が調べられています。だからこそ、自分の行動にも決まったくせが出ないようにすることが大切です。
【5】相手の心理を読む
何を出すのかをあらかじめ宣言する
自分が「グー」「チョキ」「パー」のどの手を出すのかを宣言し、その通りの手を出すという方法です。例えばあなたが「次はグーを出す!」と言うと、相手はその言葉を疑ってパーを出しづらくなり、チョキかグーを出します。そのためあなたはグーを出せば少なくとも負けはしない、ということになります。
出す手をチラ見せする
「最初はグー、じゃんけんポン」の「じゃん」のタイミングで相手にチョキを作りかけた手を見せて、「ポン」でグーを出す。その時に、後出しにならないように気をつける。
相手の変化をよく観察する
「相手の手を当てよう」とするより、「前の勝負のあとに相手がどう変わったか」を見ると役立ちます。
「勝ったあとも同じ手を出す人かな?」
「負けたら手を変える人かな?」
「あいこになると、いつも手を変えるかな?」
このように観察してみましょう。1回だけで判断するのではなく、何回かじゃんけんをして相手のパターンを探すのがポイントです。
使い分けろ!「パターン別じゃんけん必勝法」5選
ここからは、どんな場面でじゃんけんをするかによって作戦を変えてみましょう。
【1】突然「じゃんけんぽん!」とじゃんけんを仕掛ける場合……
突然じゃんけんを仕掛けられると、とっさに手を形作りやすいという理由で「グー」を出してしまう人が多くいます。そのため、「パー」を出すと勝つ確率が高まります。
※ただし、じゃんけんの相手がじゃんけん慣れをしている人にはもちろん通じないので注意!
【2】連続でじゃんけんをする場合……
浙江大学の研究で、360人の学生を6人ずつのグループに分けて300回ずつじゃんけんをしてもらったところ以下の結果が出ました。
- 自分が勝ったとき:直前に勝った手をもう一度出しやすい
- 自分が負けたとき:直前に出した手と違うものを出しやすい
つまり、相手がパーで勝った直後なら、
「またパーを出すかも?」と考えて、チョキを出す作戦ができます。
【3】考える時間がある場合……「チョキ」を出す
じゃんけんをする前に考える時間があると、相手は「グー」以外の「チョキ」や「パーの」頻出率があがります。そのため、こちらが「チョキ」を出せば勝つかあいこになる可能性が高まります。
【4】大人数でじゃんけんする場合……「パー」を候補にする
大人数で一斉にじゃんけんをするときも、「グー・チョキ・パー」のどれを出すか迷いますよね。
さきほどの芳沢教授のじゃんけんデータによると、最も多かったのが「グー」で、最も出されなかった手は「チョキ」でした。(グーが35%、パーは33.3%、チョキが31.7%)
そのため、大勢で行って勝った者から勝ち抜けするじゃんけんの場合でも、「パー」を出していくと負ける可能性は低くなります。
ただし、この調査結果だけから「大人数のじゃんけんではパーが必ず有利」と断定することはできません。
大人数のじゃんけんでは、相手の人数が多くなるほど、手の組み合わせも複雑になります。「パーも作戦のひとつ」と覚えておきましょう。
【5】じゃんけん上級者と勝負をする場合……
今まで上げたテクニックを踏まえると、じゃんけの知識がある上級者は「チョキ」を出す確率が高くなります。
そのため、こちらもチョキをだせば負ける確率は低くなります。また、「グー」を効果的に出せば上級者にじゃんけんで勝つことができます。
じゃんけんの起源・由来は?発祥の国はどこ?
「じゃんけんは日本発祥の遊び」と思っている人もいるかもしれません。しかし、ルーツまでたどると、中国の古い拳遊びがもとになったと考えられています。
日本には中国から似た拳遊びが伝わり、平安時代には「虫拳」という遊びが行われたとされています。その後、江戸時代には「石拳」などの三すくみの拳遊びが広がり、現在のじゃんけんにつながったと考えられています。
ただし、「じゃんけんが何年に、だれによって生まれたのか」が完全に決まっているわけではありません。名前の由来にも「石拳」から変化した説や「両拳」から変化した説などがあり、はっきりとは分かっていません。
つまり、「発祥の国」を一つだけ答えるなら、ルーツは中国の古い拳遊びにあると説明するのが分かりやすいでしょう。一方で、今の日本のじゃんけんの形は、日本で発展してきた遊びだと考えられます。
英語で「じゃんけん」は何て言う?
英語では、じゃんけんを「Rock Paper Scissors(ロック・ペーパー・シザーズ)」といいます。
Rockは「石」でグー、Paperは「紙」でパー、Scissorsは「はさみ」でチョキです。
海外でもじゃんけんに似た遊びがあり、国や地域によって手の形や名前が違うことがあります。国立国会図書館の子ども向け資料では、マレーシアには5種類の手を使う遊び、インドネシアには「ゾウ・人間・アリ」と呼ぶじゃんけんに似た遊びがあると紹介されています。
じゃんけんで遊べる楽しいゲーム
じゃんけんは、勝ち負けを決めるだけでなく、みんなで遊ぶゲームにもできます。
じゃんけん列車
音楽が止まったら近くの友だちとじゃんけんをします。負けた人は勝った人の後ろにつながり、列車のように長くなっていきます。最後に先頭に立っている人がチャンピオンです。
じゃんけん列車の基本ルール
- 音楽に合わせて自由に歩き回る。
- 音楽が止まったら、近くにいる人とペアになってじゃんけんをする。
- じゃんけんに負けた人は、勝った人の後ろに回って肩に両手を置いてつながる。
- 再び音楽を流し、列車の先頭同士が同じようにじゃんけんをしていく。
- 最終的に全員がつながったとき、最後に先頭だった人が優勝!
じゃんけんグリコ
じゃんけんに勝った手によって進む歩数が変わる遊びです。たとえば、グーなら3歩、チョキやパーなら6歩など、みんなでルールを決めてスタートします。
全身じゃんけん
手だけではなく、体全体でグー・チョキ・パーを表現します。グーはしゃがむ、チョキは足を前後に開く、パーは手足を大きく広げるなど、自由にルールを決めると楽しいですよ。
おちゃらかほい
「おちゃらか、おちゃらか、おちゃらか、ほい!」などのリズムに合わせ、手遊びとじゃんけんを組み合わせる昔ながらの遊びです。友だちや家族と気軽に楽しめます。
まとめ
じゃんけんは、グー・チョキ・パーの3種類だけで楽しめる、とてもシンプルなゲームです。完全にランダムなら、勝つ確率は約33.3%。でも、人には手の出し方や、勝ち負けのあとに行動を変えるくせがあります。
今回紹介した必勝法は、100%勝てる魔法ではありません。大切なのは、相手をよく見て、自分のくせにも気づくことです。
「最初はパー」「あいこでは相手の手の変化を見る」「勝った後や負けた後の手を観察する」など、できそうな方法から試してみましょう。
そして何より、じゃんけんは勝つことだけが目的ではありません。じゃんけん列車やじゃんけんグリコなど、みんなで遊べる方法もたくさんあります。いろいろな「じゃんけん」を楽しんでみてくださいね。

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