小学生でも満喫できる!子連れで世界遺産「富岡製糸場」へ

週末に小学低学年の娘と、群馬県にある世界遺産「富岡製糸場」へ行ってきました! 小学生に富岡製糸場はまだ早いかな……?と少しドキドキしましたが、実際に足を運んでみると見どころ満載で、親子で大満足の休日になりました。

今回は、私が実際に見学して分かった体験談とともに、「子どもと行くならいつがいい?」「無料・有料の駐車場や所要時間は?」といった気になるポイントや、失敗から学んだ気をつけてほしい点を分かりやすくまとめてお届けします!

目次

実際に見て納得!富岡製糸場はなぜ世界遺産に?

現地に到着してまず驚いたのが、大きな赤レンガ造りの建物の圧倒的な存在感! 1872年(明治5年)に建てられた建物が今もそのまま残っていて、足を踏み入れた瞬間にタイムスリップしたような感覚になりました。

子どもから「ママ、ここってどこがすごいの?」と聞かれたのですが、最大の凄さは創業当時の建物や施設がそのまま奇跡的に残っていること。

さらに「どうして世界遺産になったの?」という疑問にも、現地を見学しながら一緒に学ぶことができました。

富岡製糸場が世界遺産(世界文化遺産)に登録された理由は、高品質な生糸の大量生産を実現して世界の絹産業の発展に大きく貢献したから。当時の日本政府がフランスから指導者を招き、フランスの建築・製糸技術と日本伝統の木造建築の技を融合させて作ったのだそう。また、19世紀後半の近代化を象徴する工場建築がほぼ当時のまま良好に保存されているのも世界遺産に選ばれた理由です。子どもにとっても「昔の日本が海外の技術を取り入れて頑張っていたんだ」と実感できたようで、最高の生きた教材になりました。

子連れで見学!実際の所要時間と回ってみた感想

所要時間の目安は、約1時間30分〜2時間。

敷地内は広く、主要な見どころである「東置繭所」「西置繭所」「女工館」「首長館」などを巡ると、所要時間はおおむね90分から2時間ほどになります。我が家は子どもがとても建物を気に入り、一つひとつをじっくり見て回ったのと、富岡製糸場の歴史を紹介した館内映像も観たので、だいたい2時間ちょっとかかりました。

お散歩感覚でさらっと見てまわるだけなら1時間ほどで回れそうです。

子どもでも楽しめる場所は?

小学低学年の我が子が特にテンションをあげていた場所は以下の4つです。

(1)国宝・繰糸所(そうしじょ)

国宝にも指定されている巨大な「繰糸所(そうしじょ)」にずらりと並んだ300釜の繰糸器は迫力満点!繰糸所(そうしじょ)とは、繭(まゆ)からかいこの糸をたぐりよせて生糸(きいと)を作る建物のこと。館内に入った時はちょうど製糸(せいし)の実演がはじまった時で、スタッフがかいこの繭(まゆ)から糸をつむぐ姿を見ることもできました。復元機とはいえ、当時のフランス式繰糸器を繰って繭(まゆ)からかいこの糸を紡ぐ姿は職人技そのもの。子どもも目を輝かせていました。

またこの建物の特徴のひとつが長さ約140mという大空間にも関わらず柱がないこと。これは「トラス構造」と呼ばれる複数の部材を三角形の形に組み合わせて作った屋根を支えるための骨組みで、明治初期(1872年)当時の画期的な技術でした。大空間を確保し、300釜もの大型繰糸器の動力を効率よく配置するためには柱が邪魔になってしまうため、この手法が取り入れられたのだそう。また建物の中央に柱が無いことで窓から光を取り入れ明るい作業空間を実現することができたんだそうです。

1872年といえば、新橋〜横浜間で日本初の鉄道が開通した年でもあります。日本が豊かな国になろうとしていた歴史を感じられると思います。

(2)ブリュナエンジン

さらに、西置繭所(にしおきまゆじょ)前の庭にあるガラス張りの専用展示施設に設置されている「ブリュナエンジン」も必見!ブリュナエンジンとは、明治5(1872)年の創業時から富岡製糸場で繰糸器(そうしき)の動力源として使われた、フランス製の横置き単気筒蒸気機関です。原寸の模型ですが迫力満点です。乗り物好きや機械好きの子どもであればテンションが上がること間違いなしです。

こちらも復元機ですが、実際に電気による運転を見ることができます。ただし運転展示は土日・祝日のみで、運転日時も定期的に変更されることがあるため、訪問前に確認をするとよいですよ。

(3)小学校の授業にも役立つ!生きたかいこの展示

社宅76では生きたかいこの展示を見ることができます。我が子が実際にかいこを見るのはこれがはじめてで、怖がりつつも興味津々。パネルでかいこの一生を勉強していました。

小学校の多くでは、3年生の理科や生活科、総合的な学習の時間で命の教育や地域産業(養蚕)の学習としてカイコ(蚕)を育てる授業があると思います。富岡製糸場ではカイコの生態展示を通年行っているので、小学低学年の小さな子どもでも先取り学習として楽しめます。

(4)おみやげショップ

富岡製糸場内の「富岡シルクギャラリー」には様々なこだわりの絹製品が陳列されています。娘は繭(まゆ)の形のマスコットやふわふわのキーホルダーなど、はじめて見る絹製品のグッズを熱心に見入って、どれを自分のお小遣いで買おうか迷っていました。またお土産ショップの同フロアには富岡製糸場で働いていた女工(じょこう)さんの着せ替えなど、ちょっとした遊べるスペースもあってそれも楽しかったようです。

子連れはここに気をつけてほしい!5つのポイント

我が家が事前に調べなかったために後悔した点や失敗点も含めて、子どもと一緒に見学する際に気をつけておきたい5つのポイントをご紹介します。

(1)食事は禁止!小腹を満たしてから見学しよう

文化財保護の観点より場内での食事はできません。我が家は館内に飲食スペースが無いことを知らずにお弁当を持参してしまいました。

小さな子どもがぐずらないように、見学前にはおかしやパンなど、軽く口に入れておくと良いと思います。

(2)無料の駐車場 or 有料駐車場?

富岡製糸場のすぐ目の前には一般車用の駐車場がありません。ただし、徒歩約6分ほどのところに有料駐車場、徒歩約14ほどのところに無料の駐車場があります。

我が家は無料の「富岡駅東駐車場」に停めて現地に向かったのですが、子どもの足なので約20分ほどかかりました。そしてその日は30度近く気温が高くなっていたため、有料でも近い方の駐車場に停めれば良かったと後悔!

なるべく富岡製糸場の近くに停めたいという方は、徒歩約6分の市営 宮本町駐車場(富岡製糸場P1)や市営上町駐車場(富岡製糸場P2)がおすすめです。

子どもの年齢や、その日の機嫌、体調、気候などを考慮して無料の駐車場にするのか有料駐車場にするのかを判断するのが良いと思います。

(3)荷物は車に置いておくか、ロッカーへ

我が家が情報収集が足りなかったもう一つのことが、富岡製糸場の館内にはロッカーが無いということ。我が家の時はリュック1つだったこともあるのか、スタッフの方がご厚意で事務所で預かってくれました。これはイレギュラーな対応かもしれないので、荷物を持って見学したくない場合は、あらかじめ車に置いておくか最寄り駅の上州富岡駅にコインロッカーと手荷物一時預かり所があるのでそこを利用しましょう。

(4)幼児連れは抱っこ紐があると安心!

富岡製糸場では、ベビーカーや車椅子の貸し出しを行っています。ただし、敷地内は歴史的景観の保全と歩行の安全性のため、広大な敷地内には砂利の敷かれた広場や通路が広がっています。公開エリアのほとんどはベビーカーや車椅子で見学できますが、館内と館内の移動には砂利路面やガタゴトした未舗装路を進む箇所があり、段差も多くあります。そのため、必要に応じて抱っこ紐を併用すると移動がより快適になると思います。

(5)トイレは事前にチェック!

敷地内はとても広いので、事前にトイレの場所をチェックしておくようにしましょう。ベビーシートは、繰糸所横のトイレと診療所横にあります。また授乳の際は、場内のスタッフまで声をかけてください。

世界遺産センター「セカイト」は、富岡製糸場とセットで見学がおすすめ!

富岡製糸場に行ったら絶対に立ち寄ってほしいスポットが、世界遺産センター「セカイト」。「セカイト」は、群馬県立世界遺産センターの「世界を変える生糸の力」研究所の愛称です。世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の価値や見どころを、映像などで分かりやすく紹介しています。

無料で見学できる上に富岡製糸場以上に映像などが豊富。ボタンを押すとデジタル映像が流れてきたり、ちょっとしたクイズやプロジェクションマッピングがあったりと、小学生の子どもはゲーム感覚で楽しんでいました。

所要時間は30分くらい。富岡や製糸の歴史の理解が深まるので、ぜひ富岡製糸場とセットでセカイトも見学するのをおすすめします!

混雑を避けるなら「いつ」行くのがおすすめ? 

「混雑を避けてゆっくり見学するならいつがいいのかな?」と考えて、我が家は朝一番の開館(9:00)直後を狙って行きました。これが大正解で、混雑に巻き込まれずスムーズに写真撮影や見学ができました。見学が終わり、出口に向かった時には結構な人が受付付近で賑わっていたので、ゆったり回りたい方は朝イチか平日の午前中を狙うのがおすすめです。

まとめ:家族みんなで歴史ロマンを感じる見学旅へ!

実際に家族で訪れてみて、富岡製糸場はただ観て回るだけでなく、当時の日本の熱気や海外のすぐれた技術を肌で感じられる素晴らしい場所だと実感しました。

あらかじめ駐車場の場所や所要時間をイメージしておき、混雑しない時間帯にタイミングを合わせておけば、子連れでもストレスなく楽しめますよ!

ぜひご家族で、歴史あふれる世界遺産への旅を計画してみてくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次